尿中メタル検査Urine metal test

尿中メタル検査

有害重金属蓄積について

有害重金属の体内蓄積は頭痛、不眠、栄養の吸収阻害などさまざまな体の不調を引き起こすと言われていますが、その中でも特に私たちに身近なのが、水銀やアルミニウムです。マグロの刺身などを好んで食べる日本人は、水銀の蓄積量が欧米人に比べて2~6倍も高いとも言われています。アルミニウムはアルミ缶やアルミ鍋などから溶け出します。
あなたが長年抱えている体の不調から解放されるには、日常生活を送る中でいつのまにか体に蓄積している有害重金属を調べ、さらにそれを体外に排出することが必要です。

検査方法

キレート剤(DMSA)を内服した後、専用ボトルに6時間貯めた尿に、どれだけの重金属が排出されるか測定します。尿中メタル検査では体内に蓄積している有害重金属20種類と、必須ミネラル18種類の全38種類を検出することが可能です。また蓄積した有害重金属は、キレーション治療や食事やサプリメントで体外に排出することができます。

有害重金属蓄積について

水銀
うつ病、疲労、発達障害、神経系や運動障害
アルミニウム
アルツハイマー病、中枢神経障害や骨硬化症
うつ病、吐き気、疲労、コミュニケーション能力や集中力の欠如、発達障害、神経系や運動障害
ヒ素
頭痛、麻痺、知覚異常、けいれん、精神障害
カドミウム
咳、頭痛、目まい、衰弱、発熱、悪寒、気管支炎や間質性肺炎、腎臓障害
亜鉛欠乏
アレルギー、発育問題、脱毛、にきび、免疫力の低下
マグネシウム欠乏
不安、うつ病、けいれん、運動障害

有害重金属の蓄積が腸内環境に与える影響

腸内環境が乱れると腸を保護している粘膜細胞の隙間(タイトジャンクション)に穴が開き、そして腸に穴が開いてしまうと、たんぱく質や、細菌や毒素などの有害物質が体内に漏れ出てしまう「リーキーガット症候群」と呼ばれる状態を引き起こします。すると、この腸管粘膜の隙間を通って有害重金属が私たちの体内に入りやすくなってしまいます。
普段、腸管粘膜は、有害物質が体内に入らないように守ってくれる働きをしているのですが、「リーキーガット症候群」はこの働きを低下させます。

ミネラルバランスについて

ミネラルは体を構成する成分のわずか4%の微量栄養素ですが、これらのミネラルがバランス良く存在していなければ健康を維持することも、生命活動を維持することも出来なくなってしまう位とても重要な成分です。
検査結果では、発達障害や神経障害、慢性疲労のある人や、健康に見えるが常に気分が悪い人などでは、重金属レベルが高く、ミネラルレベルが低いことが多く見られます。

こんな方におすすめ

  • イライラする
  • 便秘・下痢気味
  • 体力や筋力の低下を感じる
  • 肌の調子が悪い
  • 食欲がない
  • 睡眠障害
  • 発達障害
  • 慢性疲労